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オラファー・エリアソン「影の光」展
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午後から原美術館へ。オラファー・エリアソン「影の光(Your Light Shadow)」展を観に行く。会期を延長したというだけあって、館内は平日だというのに大変な盛況だった。

オラファー・エリアソン氏の作品は、作品単体だけでは自律せず、鑑賞者がそれを知覚・認識したときに、はじめて作品として成立する。当たり前のことだが、知覚する「身体」の存在なしでは成立し得ない。「環境」ということばが、ある要素間に存在する「関係性」を意味するならば、氏の作品は「環境の構造」、つまり、「環境」とは、ぼくやあなたが存在しなければ成り立たない、ということをピュアに表現している。

また、作品を知覚・認識するぼくたちに個体差(身体と経験値の差)があることで、「同じ現象」を同じものとして体験することはない(…当たり前か)。作品がつくりだす「現象」は、誰もが体験できると同時に、その人自身にしか体験できない。そう考えると、もしかしたら「環境」とは「鏡」のようなものなのかもしれない。展示作品を体験しながら、ふとそのようなことを思った。

その後、表参道ヒルズに向かい、ウインドーショッピングを楽しむ。こちらも平日ながら歩くのが困難なくらいの大盛況。やはり、人がいた方がおもしろい建築だと思った。ただ、テナントの中には入らないで、ぷらぷらスロープを歩いているだけという人が大多数。ぼくもDELFONICSamadanaで1時間以上物色したけど、何も買わずに退散する。
by tzib | 2006-02-23 23:23 | art/design
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