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午後からシアターN渋谷へ。『ホテル・ルワンダ』を鑑賞する。 この映画は、「アフリカのルワンダで内紛による大量虐殺の危機から人々を救った、実在のホテルマンの勇気と良心を描いた感動ドラマ」で、本国アメリカでは、昨年度のゴールデングローブ賞ドラマ部門で作品賞などにノミネート。アカデミー賞では主要3部門にノミネートを果たし、ルワンダ版『シンドラーのリスト』と各メディアから高い評価を受けている。トロント映画祭では観客賞を受賞。 国内配給会社による買い手がつかず、日本公開は危ぶまれていたけど、「『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会」などの若者を中心としたインターネットでの署名運動が功を奏し、公開が実現したという話題作。館内は平日にも関わらず満員御礼で、この映画の注目度の高さを思い知らされた。 映画は主人公の視点を中心に構成されていて、『キリングフィールド』や『プライベート・ライアン』のように、大虐殺のシーンを徹底的にリアルな映像で見せるのではなく、主人公の視点からじわじわと心理的に迫ってくるように構成されている。俳優たちの真に迫る演技へ感情移入していくごとに、どんどんイメージが増幅され、緊張感や恐怖感が逆にリアルな体験として伝わってくる。 観賞後はすごい虚無感に襲われた。それは多分、「94年」にこのような惨劇があって、それを今まで知らずに過ごしてきたという事実に気づいてしまったからなのだろう。今この文章を書いていてそんな風に思う。何というか、自分の中とその周りを取り巻くものに決定的なものが欠けている気がして仕方がない。その欠けているものが何なのかよくわからないけど、「世界の人々はあの映像を見て『怖いね』と言うだけでディナーを続ける。」という劇中の印象的なセリフが、頭にこびりついて離れないでいる。 『ホテル・ルワンダ』は現在、シアターN渋谷他、全国31館で公開中。
by tzib
| 2006-03-02 23:02
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