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tzib
thoughts on simplicity
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AD2006
今日はAD賞のTAで学校へ。

会場の準備をし、お昼を食べてから公開審査会が始まる。学部のAD賞は、公開審査まで至った作品の傾向が、学内審査とは大きく異なっていたのが印象的だった。審査員一同曰く、完成度よりも、批評性、空間の発展性など、建築そのものの射程というか可能性を重視したという。長い審査の結果、AD賞はMくんが受賞する。

AD賞とは7年前に、当時の非常勤講師陣が学内審査の保守性に対抗するために立ち上げ、とにかく建築バカ、おのれを信じきっている人間を評価するために設立された経緯があるらしい。そもそも評価とは相対的であるということなのだ。その中で、学内賞・AD賞ともに受賞した、Mくんの作品の強度が浮かび上がってくる。

AD+賞の方は、公開審査の舞台に至った作品はほとんど学内審査のとおりだったが、残念ながら該当者は出なかった。

ゲスト審査員の評価は、全体的に作品のレベルの底上げはあるものの、はじめから自分で問題の枠組みを設定して、決してそこから出ようとしていない作品が多かったということだった。クリエイティブとは、その枠組みを超えたところに存在するという。要は小さくまとまるなという苦言だ。今回はTAで客観的に審査を観ていたが、来年はいよいよ自分たちの番。この言葉をよく噛み締めなければならない。

懇親会に参加したあとは、ひさびさに会ったhiroたちと共に、御茶ノ水で朝まで飲む。
by tzib | 2006-03-09 23:09 | architecture
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