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超芸術トマソン
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Photograph by tin-zo. Creative Commons Some rights reserved.
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超芸術トマソン』を読了。「都市に『トマソン』という幽霊が出る。人びとはその幽霊に気づかない。」なかなか衝撃的な出だしではじまる本書は、言わずもがな、一時代を築き上げた伝説の名著である。

トマソン、もしくは超芸術トマソンとは、赤瀬川原平らの発見による芸術上の概念。不動産に付着していて美しく保存されている無用の長物。創作意図の存在しない、視る側による芸術作品。マルセル・デュシャンの『レディ・メイド』の方法に、日本古来の『見立て』『借景』を取り入れたものと見ることもできる。(Wikipediaより)」はじめてトマソンを知ったという方は、今からでも遅くはない、急いで本書を手に取って読んでみるか、さもなくば、急場しのぎではあるがトマソン・リンクを参照してもらいたい。もしもあなたが建築学科の学生ならば、それはなおさらである。この本の偉大さは、「経験」してもらわないと決して伝えるできない。「百聞は一見にしかず」とはまさにこのことである。都市とは?芸術とは?この本がもつ批評性の射程は、人類史が続く限りどこまでも拡大していく。

路上観察学や超芸術トマソンの面白さは、このような見立てを通じて、都市に奇妙な「名所」をつくりだすところにあった。屈折してはいるが、それは都市全体の合理性・機能性を黙認したうえで、記号論的なゲームにより、東京に新しい解読の可能性を与えようとした営みだったのである。そこでは人為的な意図が排除された結果として、トマソン的物件の誕生も消滅も、都市という巨大な自然現象の一環と見なされていた。このような都市観のもとでは、破壊への意志も、保存への意志も生まれようがない。路上の探偵たちはフェティッシュめいたがらくたを収集することで、都市に対する自分たちのそんな不能性を購っていたのである。(田中純『都市の探偵たち ―東京論の困難をめぐって―』批評空間より)

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by tzib | 2006-10-12 23:12 | resource
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