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カテゴリ:art/design( 30 )
mAAN/TDW/FinlandCafe/吉岡徳仁展など
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朝いちばんからmAAN国際会議2006の午前中のプログラムに参加。安藤忠雄などの講演を聴講。全体的に少し単調だったけど、冒頭に村松さんが語った自律分散・リゾーム型を目指す「同等としてのASIA」構想の話や、カッシアートさんの「現在の我々はモダニズムに対峙できない。なぜなら、それに変わる概念を持ち得ていないからだ」という発言は興味深かった。安藤忠雄の講演は短かくて少々物足りなかったけど、スライドの冒頭に丹下健三が出てきたのは印象的だった。というのも、最近の安藤忠雄は、「2016東京オリンピック」や「新東京タワー」のデザイン監修など国家的なプロジェクトを手がけるまでに至り、最近の動向からは思わず往年の丹下健三を連想してしまうからである。安藤は丹下の亡霊に取り憑かれた、といったら大げさだけど、まるっきり冗談には聞こえない。
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午後からはアークヒルズで開催中のデザイナーズウィーク関連の企画へ。プロのイスを眺めたり、フィンランド・カフェを覗いたりする。
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スウェーデン大使館で開催中のスウェーデン・スタイルは、なかなか面白かった。カラフルで多彩なパターンに覆いつくされた会場は、たしかに楽園といっても過言ではない。スウェーデンに行ったことはないが、この風景はスウェーデンには決して存在しない世界なのだろう。フィンランド・カフェといい、北欧好きにはたまらない企画だ。
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その後はAXISギャラリーに向かい、吉岡徳仁の展覧会「スーパーファイバーレボリューション」を鑑賞する。ひとつひとつの繊維は細くて軽くて透明だけど、それらが集まるとぼんやりと輪郭をつくり出し、わずかにかたちをつくり出していく。でも、それはほんとうに弱くて幽かな存在なので、何かを訴えかけるのではなく、ただそこに存在しているだけなのである。また、ファイバーは光を通すことでさまざまな色に見える性質がある。何色でもあり、何色でもない。なので、鑑賞者によって捉え方はさまざまに異なる。ファイバーは、まさに世界そのものなのだ。うーむ、最近の吉岡徳仁は何か神がかってきたような気がする。とにかく圧倒されてしまう。

おかげですっかりくたびれてしまったので、この先予定していた神宮のデザイナーズ・ウィークは次回に見送ることにする。コールド・ストーン・クリーマリーでアイスを食べてほてった頭をゆっくり冷却し、余韻に浸りながらふわふわと帰宅する。
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by tzib | 2006-11-02 23:02 | art/design
クリスト&ジャンヌ=クロード講演会
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午後から日吉の慶応キャンパスへ。クリスト&ジャンヌ=クロード講演会を聴きに行く。整理券を配る40分前に向かったのだけど、すでに立ち見の券しか残っていなかった。
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講演会は、ひとつひとつの作品を時系列に沿って丁寧に解説していくという構成。ユーモアかつウィットに富んだふたりの掛け合いも絶妙ですごくよかったけど、何といってもスライド画像がどれもため息の出るような美しさで、終始圧倒され続けてしまった。まさに至福のとき。「プロジェクトでいちばん難しいのは許可を得ること。世界中のどんな場所も誰かに属している。」という発言が印象に残る。
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クリスト&ジャンヌ=クロードと聞いてすぐ頭に浮かぶのは、1991年10月にぼくの地元で開催された「アンブレラ展」だ。当時ぼくはまだ小学生で、この展覧会が一体どういうものなのかよくわからなかったけど、両親に連れられて会場?を観て回ったことは、今でもよく覚えている。見知った風景に青い傘がパラパラと立ち並ぶ姿はとても不思議だったが、こどもながらにすごく美しいと思ったものだ。そのときの情景は、今なお忘れられない強烈な記憶として、脳裏にくっきりと焼き付いている。

今になって彼らの作品をよく見直してみても、彼らの作品の美しさや批評性をうまく説明することはできない。彼らの作品は、絵画的だったり彫刻的だったり、ときには建築的だったりして、なかなかうまく捉えることができないからだ(「アンブレラ展」は建築的?)。ただ、どの作品も場所のもつ力場、あるいは幾何学のようなものを顕在化しているとともに、鑑賞者が自分の内部を同時に覗いているような不思議な視点をもたらしてくれるのでは、と思っている。語弊があるかもしれないが、自己を投影する鏡のような空間、あるいは、相対化により環世界の拡張をもたらすきっかけのようなものをつくりだしている、と言ってもいいのかもしれない。とまあいろいろ書いてみたけど、とりあえず責任をもって言えることは、作品を観た人間は誰かに何かを語らずにはいられないということだ。

ふたりは「プロジェクトを持続していくのに必要なのは、アートに対する愛情とお互いへの愛情」、また、「アートは楽しむものだ」と語っていた。今の世界には彼らのような人間こそ必要なのではないだろうか。講演会は盛況のまま終了し、いつまでも拍手が鳴り止むことはなかった。ぼくもとびっきりの拍手を彼らに向かって送った。
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by tzib | 2006-10-30 23:30 | art/design
越後妻有アートトリエンナーレ2006
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3–4日、Y研の有志5人組で「大地の芸術祭 -越後妻有アートトリエンナーレ2006-」鑑賞ツアーを決行する。1泊2日の強行日程だったが、それは若さで何とか克服しようというなかなかデンジャラスな小旅行だった。とりあえず3日の早朝学校に集合し、5人全員でY研ポロシャツを装着、記念写真を撮影後、クマの運転で一路、越後妻有地方に向かう。
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お昼過ぎに十日町のキナーレに到着。パスポートを購入して、さっそくレンタル・サイクルで十日町市内を散策。気温と湿度は高かったが、身体をすり抜ける風が心地よくて、まったく苦にならなかった。おそろいのポロシャツを着たよくわからない5人組が市内を疾走する様子は、はたから見ると随分奇妙な光景に映ったかもしれない。だが、当人たちはそんなことはおかまいなしに、かなりごきげんでノリ乗りな気分だった。
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レアンドロ・エルリッヒ「妻有の家」
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杉浦久子+杉浦友哉「幸(ユキ)のウチ」
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地震で倒壊した家の空き地に花のモチーフを編みこんだ白いレースが「幸(ユキ)のウチ」をつくり出す。とても美しい光景だった。あとは、栗生研の「ユキノミチ」や藤木隆明研の「水景色」、アニラ・ルビク「ミラノ−東京:往復便」、タム・ワイピン「階段」などを観て市内をあとにする。
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車で山奥に向かい、「うぶすなの家」などの空き家系や屋外に展示してあるアートを鑑賞した後、古郡弘の「胞衣 みしゃぐち」へ。土地がそのまま隆起したような原初的な家で、懐かしく力強い。家というよりは洞窟か。妖怪とか住んでそうな雰囲気だ。
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戸高千世子の「山中堤スパイラルワーク」は、今回いちばん美しいと思った作品。湖面に浮かんだ白い陶器の花が、風に揺られて周囲の樹々や水面に映る雲とさまざま距離感を取りながらゆっくりと移動している。その間に流れている静かな時間が何とも言えない。
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ドミニク・ペローの「バタフライ・パビリオン」はちょっと期待はずれだった。とにかくごつすぎる。あまりやる気が感じられなくて残念だ。あとは、ZING+DOTSU「妻有の入口」などを鑑賞し、日も暮れてきたので今日はここで終了。食材やお酒を買い込み、川西町のコテージに移動。道中にもさまざまなアートが散在していた。アトリエ・ワンのコテージは外観だけの鑑賞。夕食はバーベキューで盛り上がり、花火を打ち上げ、泊まりにきていたさまざまな人たちとお酒を酌み交わし、1日目が終わる。
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2日目はとりあえず温泉で朝風呂を浴びて気合いを入れ直し、松代エリアに移動する。農舞台では、「空き家プロジェクト展」を鑑賞。盛況のようで一安心だ。
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2日目の天候は昨日と打って変わって大豪雨だったので、屋外系のアートは泣く泣く断念。空き家系を中心に攻める。マーリア・ヴィルッカラ「TIRAMISU3持ち上げて−行ったり来たり」など。
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みかんぐみ+BankART1929「BankART妻有」
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日本大学芸術学部彫刻コース有志の「脱皮する家」では、K先生が案内をしていたので挨拶をする。今回の芸術祭の中でも1・2を争う人気だそうで、大忙しとのこと。改めて内観をじっくり観たが、やはり圧巻だ。次回に向けた構想などをちょこっと聞いて、梨のおみやげをもらってお暇する。
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最後は松之山エリアへ移動。「森の学校キョロロ」や「美人林」など。クリスチャン・ボロタンスキー+ジャン・カルマンの「最後の教室」は時間切れで観れなかった。残念無念。泣く泣く東京に戻る。くたくただったので帰りの車中は睡魔との激闘を繰り広げていたが、誰かが持ち出した怪談話のせいですっかり目が覚めてしまった。疲れたけど充実した2日間だった。みなさんお疲れさまでした。
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by tzib | 2006-09-05 23:05 | art/design
インゴ・マウラー展
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午後から東京オペラシティで開催中の「インゴ・マウラー展」を観に行く。

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お目当てだったLEDのテーブルはもとより、「ヤ・ヤ・ホ」など、さまざまな作品を時間をかけて鑑賞する。複雑なシステムを内包し、複雑な製作過程を経た作品であるはずなのに、どの作品も何だか力が抜け、ふわっと空間に浮かんでいるように見えておもしろい(本当に浮かんでいる作品もあった)。作品を鑑賞した後では、「デザインの5%は最初の アイデアから。残りは開発過程からできあがる。」ということばが、ぐっと重みを持ってくる。

観賞後はリニューアルしたICCに移動し、「ICCキッズ・プログラム」を鑑賞(鑑賞?)。こども用のメディア・アート展示会といったような内容だったけど、こどもだけに遊ばせるのはもったいないというような本格的な内容。メディア・アートに触れると、からだの感覚が拡張していくような錯覚を覚えて心地よい。

観賞後はオペラシティをあとにし、王子のもんじゃ焼き屋さんで2年ぶりにもんじゃ焼きを食べ、帰宅する。
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by tzib | 2006-07-23 23:23 | art/design
カルティエ現代美術財団コレクション展
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午後から東京都現代美術館へ。サークルのイベントで、後輩たちとともに「カルティエ現代美術財団コレクション展」を鑑賞する。雨のせいなのか、館内はそれほど混んでいなかった。

本日最大のお目当てだった、Ron Mueckの《イン・ベッド》は、やはり圧巻だった。その異質さは語るまでもないが、その「大きさ」は空間全体の在り方?に決定的な支配をもたらしていた。巨大な人間を取り巻く普通サイズの鑑賞者たちは、もはや鑑賞者としての位置が揺らいでしまい、アートの一部というか、環境の一要素として取り込まれてしまっている。そこで生まれる両者のコミュニケーションは、何か得体の知れないものを生み出していると錯覚させるような、とてつもないエネルギーを秘めている。実に不思議な体験だった。

他にも、Dennis Oppenheimの永久に噛み合ない会話や、森山大道の写真、Bodys Isek Kingelezのミニチュア都市模型やSarah Szeのマチエール、Beaurin Domercqのかわいいオブジェなどが印象に残る。

観賞後はみんなで地下のレストランに移動し、感想を語りながらご飯を食べる。その後、解散。
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by tzib | 2006-06-10 23:10 | art/design
舞い降りた桜 ザハ・ハディドとめぐるドイツ銀行コレクション
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午後から原美術館で開催中の「舞い降りた桜 ザハ・ハディドとめぐるドイツ銀行コレクション」を観に行く。今日が最終日ということもあって、会場はかなり混雑していた。

肝心のザハ・ハディドの会場構成はどうもいまいちだった。ただでさえ会場面積に対して作品数が多いのに、インスタレーションやサイン代わりの床のパターンが、空間に余分な圧力をかけすぎている。そのおかげで、何というか会場が幕の内弁当状態になってしまっていた。とはいっても、ゲルハルト・リヒター、ヴォルフガング・ティルマンス、そしてアンドレアス・グルスキーを直に見ることができて大満足。写真に限っては、やっぱりドイツをおいて右に出る国はないのだ。

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閉館時間近くまでじっくり堪能したあと、原美術館をあとにする。去り際、後輩のSくんにばったり遭遇。突然だったので、お互い「おおっ」と声にならないような奇妙な雄叫びをあげる。次はひさびさに新宿のオゾンに向かう。オゾンでは「暮らしの中の木の椅子展」を覗く。いちばん座りたいと思った椅子が「お手を触れないでください」だったので、幾分肩すかしを食らう。
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by tzib | 2006-05-21 23:21 | art/design
06 TDC展/マゾヒスティック・ランドスケープ
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午後からM事務所で展覧会の打ち合わせ。打ち合わせ後は銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーへ向かい、「06 TDC展」の最終日に滑り込む。今年は何か面の力が目立つ作品が多い気がした。個人的には、北川一成中島英樹武藤努西川哲生などが気になる。観賞後は学校に戻る。

帰りの電車の中で、『マゾヒスティック・ランドスケープ』を読了。
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by tzib | 2006-04-26 23:26 | art/design
メイク/東京インタラクティブ・アド・アワード
夜から溜池山王へ。ひさびさにクリチカット。

今日はカットモデルのついでに、メイクの練習台にもなった。練習台とはいえ、式前の緊張した新郎という設定に、セリフまでついた本格的な内容。ちょっとドキドキだ。

終わって鏡を見ると、顔半分だけしかお化粧はしなかったので左右の違いがはっきりとわかり、化粧ってすごいなと身を持って体験することができた。女の人があれだけ化粧に気合いをそそぐのもわかるような気がする。もしかしたら化粧という行為は、身体(表層?)というよりもむしろ感情とか情動面に影響を与える行為なのかもしれないとも思った。しかし、大分髪を切りすぎてしまい、頭がすーすーする。

話は変わって、東京インタラクティブ・アド・アワードの受賞作品が発表されていた。バスキュールが大暴れの模様。すげえ。
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by tzib | 2006-04-13 23:13 | art/design
お引っ越し/越後妻有アートトリエンナーレ
お昼から学校へ。今日で院生室を引き上げることになった。

本や資料、模型材料等の荷物をまとめ、机と床をきれいに掃除し、レモンの車で下宿先に向かう。きれいさっぱりになった机を見たら、この1年の思い出がありありとよみがえってきて、少し切ない気分になった。レモンさんありがとうございました。

夜から代官山はヒルサイドへ。越後妻有アートトリエンナーレのプレス発表パーティーに参加する。

開始の時間に遅れてしまったのでスライドショーには間に合わなかったけど、立食パーティも兼ねた懇親会には何とか間に合う。会場はキャパシティを超える人数で、誰がいるのかよくわからない状況だった。立食パーティでは越後妻有の地酒と郷土料理が振る舞われ、舌鼓を打ちながら会場をふらふら歩き回る。MさんやNさんを見かけたのであいさつを交わす。展示場では先週完成した模型がちゃんと展示されていたので一安心。頃合いを見て会場をあとにし、一緒にきたエビちゃんと渋谷の喫茶店でまったりして帰宅。
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by tzib | 2006-03-20 23:20 | art/design
オラファー・エリアソン「影の光」展
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午後から原美術館へ。オラファー・エリアソン「影の光(Your Light Shadow)」展を観に行く。会期を延長したというだけあって、館内は平日だというのに大変な盛況だった。

オラファー・エリアソン氏の作品は、作品単体だけでは自律せず、鑑賞者がそれを知覚・認識したときに、はじめて作品として成立する。当たり前のことだが、知覚する「身体」の存在なしでは成立し得ない。「環境」ということばが、ある要素間に存在する「関係性」を意味するならば、氏の作品は「環境の構造」、つまり、「環境」とは、ぼくやあなたが存在しなければ成り立たない、ということをピュアに表現している。

また、作品を知覚・認識するぼくたちに個体差(身体と経験値の差)があることで、「同じ現象」を同じものとして体験することはない(…当たり前か)。作品がつくりだす「現象」は、誰もが体験できると同時に、その人自身にしか体験できない。そう考えると、もしかしたら「環境」とは「鏡」のようなものなのかもしれない。展示作品を体験しながら、ふとそのようなことを思った。

その後、表参道ヒルズに向かい、ウインドーショッピングを楽しむ。こちらも平日ながら歩くのが困難なくらいの大盛況。やはり、人がいた方がおもしろい建築だと思った。ただ、テナントの中には入らないで、ぷらぷらスロープを歩いているだけという人が大多数。ぼくもDELFONICSamadanaで1時間以上物色したけど、何も買わずに退散する。
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by tzib | 2006-02-23 23:23 | art/design
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