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mAAN/TDW/FinlandCafe/吉岡徳仁展など
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朝いちばんからmAAN国際会議2006の午前中のプログラムに参加。安藤忠雄などの講演を聴講。全体的に少し単調だったけど、冒頭に村松さんが語った自律分散・リゾーム型を目指す「同等としてのASIA」構想の話や、カッシアートさんの「現在の我々はモダニズムに対峙できない。なぜなら、それに変わる概念を持ち得ていないからだ」という発言は興味深かった。安藤忠雄の講演は短かくて少々物足りなかったけど、スライドの冒頭に丹下健三が出てきたのは印象的だった。というのも、最近の安藤忠雄は、「2016東京オリンピック」や「新東京タワー」のデザイン監修など国家的なプロジェクトを手がけるまでに至り、最近の動向からは思わず往年の丹下健三を連想してしまうからである。安藤は丹下の亡霊に取り憑かれた、といったら大げさだけど、まるっきり冗談には聞こえない。
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午後からはアークヒルズで開催中のデザイナーズウィーク関連の企画へ。プロのイスを眺めたり、フィンランド・カフェを覗いたりする。
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スウェーデン大使館で開催中のスウェーデン・スタイルは、なかなか面白かった。カラフルで多彩なパターンに覆いつくされた会場は、たしかに楽園といっても過言ではない。スウェーデンに行ったことはないが、この風景はスウェーデンには決して存在しない世界なのだろう。フィンランド・カフェといい、北欧好きにはたまらない企画だ。
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その後はAXISギャラリーに向かい、吉岡徳仁の展覧会「スーパーファイバーレボリューション」を鑑賞する。ひとつひとつの繊維は細くて軽くて透明だけど、それらが集まるとぼんやりと輪郭をつくり出し、わずかにかたちをつくり出していく。でも、それはほんとうに弱くて幽かな存在なので、何かを訴えかけるのではなく、ただそこに存在しているだけなのである。また、ファイバーは光を通すことでさまざまな色に見える性質がある。何色でもあり、何色でもない。なので、鑑賞者によって捉え方はさまざまに異なる。ファイバーは、まさに世界そのものなのだ。うーむ、最近の吉岡徳仁は何か神がかってきたような気がする。とにかく圧倒されてしまう。

おかげですっかりくたびれてしまったので、この先予定していた神宮のデザイナーズ・ウィークは次回に見送ることにする。コールド・ストーン・クリーマリーでアイスを食べてほてった頭をゆっくり冷却し、余韻に浸りながらふわふわと帰宅する。
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# by tzib | 2006-11-02 23:02 | art/design
クリスト&ジャンヌ=クロード講演会
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午後から日吉の慶応キャンパスへ。クリスト&ジャンヌ=クロード講演会を聴きに行く。整理券を配る40分前に向かったのだけど、すでに立ち見の券しか残っていなかった。
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講演会は、ひとつひとつの作品を時系列に沿って丁寧に解説していくという構成。ユーモアかつウィットに富んだふたりの掛け合いも絶妙ですごくよかったけど、何といってもスライド画像がどれもため息の出るような美しさで、終始圧倒され続けてしまった。まさに至福のとき。「プロジェクトでいちばん難しいのは許可を得ること。世界中のどんな場所も誰かに属している。」という発言が印象に残る。
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クリスト&ジャンヌ=クロードと聞いてすぐ頭に浮かぶのは、1991年10月にぼくの地元で開催された「アンブレラ展」だ。当時ぼくはまだ小学生で、この展覧会が一体どういうものなのかよくわからなかったけど、両親に連れられて会場?を観て回ったことは、今でもよく覚えている。見知った風景に青い傘がパラパラと立ち並ぶ姿はとても不思議だったが、こどもながらにすごく美しいと思ったものだ。そのときの情景は、今なお忘れられない強烈な記憶として、脳裏にくっきりと焼き付いている。

今になって彼らの作品をよく見直してみても、彼らの作品の美しさや批評性をうまく説明することはできない。彼らの作品は、絵画的だったり彫刻的だったり、ときには建築的だったりして、なかなかうまく捉えることができないからだ(「アンブレラ展」は建築的?)。ただ、どの作品も場所のもつ力場、あるいは幾何学のようなものを顕在化しているとともに、鑑賞者が自分の内部を同時に覗いているような不思議な視点をもたらしてくれるのでは、と思っている。語弊があるかもしれないが、自己を投影する鏡のような空間、あるいは、相対化により環世界の拡張をもたらすきっかけのようなものをつくりだしている、と言ってもいいのかもしれない。とまあいろいろ書いてみたけど、とりあえず責任をもって言えることは、作品を観た人間は誰かに何かを語らずにはいられないということだ。

ふたりは「プロジェクトを持続していくのに必要なのは、アートに対する愛情とお互いへの愛情」、また、「アートは楽しむものだ」と語っていた。今の世界には彼らのような人間こそ必要なのではないだろうか。講演会は盛況のまま終了し、いつまでも拍手が鳴り止むことはなかった。ぼくもとびっきりの拍手を彼らに向かって送った。
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# by tzib | 2006-10-30 23:30 | art/design
国立新美術館
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午後からM2メンバーで「国立新美術館」(設計:黒川紀章)の内覧会に参加する。(美術館についての詳しい解説は、当美術館のサイトを参照)
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うねる曲線の外壁。
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美術館の真向かいに建つ「政策研究大学院大学」。設計はリチャード・ロジャース
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エントランスの三角コーン。
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エントランスロビー01。
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エントランスロビー02。21mの吹抜け。
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エントランスロビー03。
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ガラスのファサード。
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2Fホワイエ。
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展示室入口。
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展示室01。完全なるホワイト・キューブ。ここまで徹底していると、もはや小気味よい。
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展示室02。展示室は巨大で、コンテナ状に積まれている。
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展示室天井。このすきまにパーティションのレールが隠されている。
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外壁に並べられたセブンチェア。みな外部空間に背を向けて座らされているけど、この配置にはすごく違和感を覚える。空間の形式を先験的に設定した結果、ということなのかはよくわからないが、この状況はこの美術館の抱えるさまざまな問題を具体的に表していると思う。
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とにかく巨大な美術館ということだけが印象に残った。これからの企画展の内容いかんによってこの美術館の評価は決まるのだろうけど、展示がない状態では、心が揺さぶられるような感動はとくになかった。プログラムが巨大すぎるからなのか国立だからなのか、どうも管理側の視点が見え隠れし過ぎているような気がして仕方ない。個人的には、フラットな屋根、エントランス空間とホワイエ空間のつなぎ目などが、のどに刺さった魚の小骨のようにすごく気になった。東大生産研の保存の在り方も、ほとんどアリバイづくりにしか見えないのが残念。他にもいろいろ言いたいことはあるけど、とりあえずオープンしてからまた来ようと思う。
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# by tzib | 2006-10-26 23:26 | architecture
Jean Nouvel 3 Buildings/AssistOnなど
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Photograph by miladus
Creative Commons Some rights reserved.c0028405_0512877.gif
お昼から原宿へ。今日は快晴で、絶好のお散歩日和だった。AssistOnを覗いたあと、GAギャラリーに向かい、「Jean Nouvel 3 Buildings」を鑑賞。模型や映像がなくて物足りなかったけど、壁一面に貼られた図面や写真はとても迫力があった。やっぱりヌーベルはクールで格好よい。ケ・ブランリー美術館はぜひ訪れてみたくなった。

そのあとは、原宿→表参道→渋谷→代官山と街を闊歩する。marimekko表参道ヒルズCath Kidstonなど、アンテナに引っかかったショップを次々と見て回る。ほとんど歩きっ放しの一日。くたくたになったので、帰りの電車は寝過ごすはめになってしまった。
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# by tzib | 2006-10-22 23:22 | orbit
歴史と風土の中で
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歴史と風土の中で 山本学治建築論集1』を読了。技術論を中心に展開された建築史論。本についての解説は、稲葉武司のあとがきが詳しい。

 彼の論文の系譜を別な側面からみると、その視点を一貫しながら、初期には大局的な歴史、そして部分・素材へと視線を移していった流れがみえる。そして最後の「木による日本の建築はどんな特徴があるのだろう」では、和辻哲郎の『風土』を引用しながら、少年達に日本の風土とか伝統に対する再認識を説いている。これは単なる懐古趣味ではない。建築、部分、素材と近代建築を点検してきた彼は、その論述活動の後半で、それまでの抽象的な近代への視線を具体的な近代へ移したのである。つまり、欧米的な近代建築を超えて、我々自身が世界の現代建築に新しい道を拓く基本作業の探査である。

これを機に、「風土的負荷のもとで生きる」ということばについて、じっくりと腰を据えて考えてみよう。
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# by tzib | 2006-10-19 21:27 | resource
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