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tzib
thoughts on simplicity
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五線譜
「オーネット・コールマン聴いて、ああこれはすごいなって思ったのは、─なんていうかクラシックでは絶対にたどり着けない領域というか─僕はロック好きでしたが、しかし僕はどこかで、ロックっていうのはクラシックにカバーされているな、と感じていた。クラシックとロックは、けっこうスムーズに連続していたんだけど、オーネット・コールマンは、もうまったく別の世界だった。クラシックの調和性というか、序列性というか、そういうことでは決して届かない新しさ、純粋さを感じて、すごく好きだったですね」
*横浜国立大学広報第9号「発信する横国大 西沢立衛 助教授インタビュー」より

「それからしばらくして、僕は、五線のない楽譜を作った。バッハの『ゴールドベルク変奏曲』の楽譜から、五線を消したドローイングである。それは、均質な時間のなかに音が置かれるというミース的な秩序ではなくて、それぞれの音自体に固有の時間が内包されているような、それこそ日本の楽器のような、そういう秩序である。それをそっくり空間に置き換えると、僕が意図している建築を表現しているのではないかと思ったのだ」
*10+1 NO.38「建築と書物:読むこと、書くこと、つくること」
ー空間・秩序・弱さと建築 藤本壮介ーより

by tzib | 2005-04-15 16:00 | resource
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